土手紐が抜いてあるグラブ、とても多いですよね。
元祖は土手紐抜きは久保田スラッガー。
理由は土手を柔らかく使いたいということで、江頭名人は湯もみ型付けの際に指先側よりも土手側をお湯に浸ける時間を長くしています。
ただ普通に見たら土手紐が抜いてあるって不自然です(笑)
私が初めて久保田スラッガーのグラブを買ったのは約10年前(これがグラブ・ミット好きになつた原点)ですが、土手紐が通っていないことが気になって電話で問い合わせてしまいました(笑)
「どうせ抜くなら最初から土手紐の通ってないスタイルにすればいいのに!」と思っていました(笑)
しかし、湯もみ型付けが全国に広まり一般的になってきたことで、土手紐抜きは「湯もみ型付けの証」のような記号的な意味を持つようになりました。Ip selectのアクアフィットなどもこれにあたります。
そして今日では、土手紐抜きが湯もみ型付けに関係なく1つのグラブのスタイルとして確立しています。
SSKなどいくつかのメーカーではオーダーの際に標準で土手紐抜きを選ぶことができます。
また、ファーストミットの土手紐抜きですが、土手紐抜きでどれくらい土手が柔らかくなるのかは分かりませんがファーストミットは、土手が柔らかすぎると捕球感が失われる感じがするので、個人的には抜かないのが好みです。
また、これは土手紐抜きの派生的なものですが、、、
軟式革命(Aheads)
江頭名人が製作に関わったグラブで、このエアホールと呼ばれる穴が土手内部に空気をため込まないとか。
土手紐を通しておけばそんなことは起こらないんじゃないか?と思ってしまいます